二次創作

□だから、従う
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俺は・・・
あいつのキスが好き、
全てを見通したような灰色の視線が好き、

――総士が好き

だから

*****

だから、従う

*****


ベッドに押し倒した一騎が、
総士によって艶めいた声を出す様になるまでいつもそう時間は掛からない。
口づけと愛撫を与えればやがて、自ら纏う物を取り去り、
身体を開き総士を呼び、求めるようになる。

しかし、そんな従順な姿を何度も見せつけられれば逆に厭がる素振りを見たいと嗜虐的になるもの。
特に皆城総士は、そうだ。

総士は、無言のまま己の首元から赤いスカーフを取ると一騎に目隠しを施した。
更に、散らばる衣類の中から一騎のスカーフを拾い上げ、
正面から抱きしめると、そのまま背中に手を回し、壁に凭れさせた一騎の両手首を後ろ手に拘束した。

「・・・んっ」

押し付けられて壁の冷たさを直に肌で感じ総毛立つ。
しかし普段とは違う総士の様子に戸惑いながらも抵抗らしいものは見せない一騎。
信頼か、好奇心か。
総士はその状態で上半身に、啄むような愛撫を与えれば
感触か、特異な状況か、はたまたその両方かに興奮したのか連鎖のようにゆるゆると一騎の中心が立ち上がってくる。

ふっ…と笑い恥辱を煽る言葉を一騎の耳元で紡げば、更に興奮したようで、
触れてもいないそれがさらにしっかりと立ち上がりそして先端から密が溢れ出す。

はた、とそんな一騎から手を離し、距離をとる。

赤い布で顔の半分を覆われ、
戒めから逃れた口からは飲み込めない己の涎が口から胸へと降り、
てらてらと光を反射するそれが胸で色付く赤い実を飴の様に覆う。
二つの実よりも存在を主張するのは未だ触れられても居ないのに開いた脚の中心に屹立する一騎の肉棒。
己の視界は閉ざされているというのに
総士に視線を向けられていると、そう考えるだけで感じるのか
中心を震わせながら溢れる蜜は留まる事が無い。


「良い眺めだな・・・一騎」

そんな一騎を総士は、楽しそうに哂う。


「いやだっ、見るな・・・っ!!」


前を隠そうと必死で足を捩る一騎。
総士は一騎の恥らうような動きを咎め、両膝に手を掛け、脚を更に大きく開かせた。
再び露になる中心。
そしてその奥では、主を探して収縮を繰り返す蕾が滴る蜜に濡れた秘肉を見え隠れさせる。
総士はそれを見ると、
わざと髪の毛が一騎の内股をくすぐる様に頭を動かし、そして中心に吐息をかける。
すると未だ目隠しされたままの一騎のそれは、
総士の視線を感じると…そう一騎が想像するだけで頂点まで登り詰めることができそうな様子で
ぶるぶると震えながら更に大きくなっていき、露に濡れた蕾は更に開花を試みる。

手を出さずとも自分の視線だけで、快楽を極めてしまいそうな
この上なく可愛らしい一騎の様子に
気を良くしたのかこの上なく美しく微笑む総士。
もっと、もっと自分によがる一騎の様子を眺めていたい・・・

その欲望のままに、総士はしばらく一騎の鑑賞に努めることにした。






――夜はまだ、始まったばかり

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