夢想話
□呂布家の日常
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ばくばく
がっがっ……ずず〜
むぐむぐ…
ごくん
はぐはぐはぐ…
「ん〜♪んあい!」
「ふふ…。そんなに慌てなくても、おかずは逃げませんよ」
テーブルに並べられた貂蝉の手料理。
呂布は美味しそうに次から次へと食べていく。
ちなみに本日の夕飯は、呂布の好物の親子丼とサラダに玉ねぎと豆腐のお味噌汁。
呂布の豪快な食べっぷりを、貂蝉は嬉しそうに微笑みながら見つめる。
「はむはむはむ……
んぉ?」
視線に気付き、呂布が貂蝉を見る。
だが貂蝉は変わらずニコニコと呂布を見つめていて…
「……そんなに俺面白いか?//」
うっすら赤くなりながら尋ねれば
「いえ。いつも美味しそうに食べてくれるから嬉しいなぁって思って…」
「…………」
「………」
「………む…ι」
「……ニコッ^^」
「………そんなに見られると恥ずかしいぞ///」
「たまには良いじゃないですか。
……大好きだから見てたいんですよv」
「!!?Σ////」
ボフン!!
途端に真っ赤になる呂布。
ぅ゛〜///
小さく唸り、困ったように眉間のシワを深くする。
(照れ屋さんですね)
クスクス♪楽しそうに笑う貂蝉。
その笑顔に、呂布は恥ずかしさを感じながらも
(……貂蝉の笑顔…
…可愛いのだ///)
密かに惚れ直していたりするのでした。
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「片付けならやっとくぞ。ゆっくりしておけ」
二人分の食器を持ち、台所に立つ呂布。
貂蝉はご飯作って、洗い物は俺がやる!!
というのが呂布家の決め事だったりする。
ソファーに座り、ゆっくりテレビを見る貂蝉。
ここから呂布の背中を眺めるのが、貂蝉の好きな時間だったりする。
でも呂布には内緒。
照れ屋な呂布の事…
慌てて怪我でもしたら大変だと、貂蝉なりの配慮だったりする。
「よし。終わった♪」
水切り籠に並ぶ食器を見て満足げな呂布。
貂蝉は慌てて視線をテレビに移し、見てるふり。
「綺麗にしてきたぞ♪」
「いつも有り難う御座います」
にっこり迎えれば、呂布の顔も又柔らかな表情になる。