おおふり
□バレンタイン企画2
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阿部の場合
「あ、阿部くん。」
「なんだよ。三橋」
「あ、う、たいした事ではないんだけど…」
「はっきり、言え!」
「う、あの、今日は阿部くんに食べてほしいのがあって…」
「何?」
「プリンを…」
「あ、なるほど。」
「食べてくれる?」
「食べるよ。」
「本当!はい。」
「うまそうだな。」
「ありがとう。あ、阿部くんが甘いの好きじゃないからあんまり甘くはしてないはずだよ。」
「カラメルが。」
「わかる?」
「ああ。でも甘いな。」
「え?」
そう言って阿部は三橋にキスをした。
「な(妖笑)」
「あ、阿部くん〃」
「お前が好きだからしたんだからな。」
「〃」
「顔、真っ赤だぞ。」
「お、俺だって、あ、阿部くんが好きだよ〃」
「じゃあ、これからもよろしく。」
そしてお互いに笑った。