貰い物
□空気みたいに
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もぞ、
ゆっくり動いてベルを探す
シーツは少し冷たくて、それが妙に寂しい
もぞ
隣でも動く気配がした
パシッ、
手と手がちょうどぶつかった
「‥‥‥‥‥/////」
「朧月〜‥、しし、‥可愛い〜‥」
半分寝ぼけ声だけど確実に聞こえた声
どうやら探していたのはお互い様だったみたい
「ベル〜‥」
「‥ん〜?」
お互いうつ伏せ片や目を閉じたまま会話だけを繋げる
「‥‥‥愛してる」
「‥‥‥おれのが愛してる‥」
半寝でも
「いや‥‥‥あたしのが愛してるよ‥」
「‥‥‥‥俺だって」
端から見たらただのバカップルだと思う
ゴロン、
「‥‥重いよ〜‥」
ギュム〜と押し潰される様な感覚でゆっくり目を開けると
チュウ、
いきなりのキス
「‥‥しし、やべえ〜‥」
「‥‥‥何が?」
「めっちゃヤr「静かにして下さーい」」
てか昨日のことわすれたのかい?途中であたしの意識を飛ばした犯人は君だろうが
「朧月になら何回でも勃‥「だ ま れ」」
この万年発情期猫野郎
「やあ!離せ!」
「ムリ、離れない」
暫くのもみあい
ガシッ、
「!?!?」
いきなり右手をつかまれて、足もとられ
「朧月」
「‥‥‥‥‥なに、」
チュ、
「愛してるっ」
ベル王子特有のにんまり笑顔で言われたら
「‥‥‥‥‥あたしも、愛してるっ」
ここは黙って、受け入れるしかない
だって、あたしのが
ベルを愛してるからっ
end.
「俺のが愛してるってばー」
「いやいや、あたしのが愛しッあっ‥‥///」
著者:チェリー様
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