キリエル

□あるお姫様の話。
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ここはどこだろうか。
今はいつなんだろうか。
オレは……生きているのだろうか。

とりあえず実験段階で早速オレが乗ったのはまずかったかな。
いやだって、実験しても立証されないから、仕方がなかったんだ。
オレ以外の奴が到着しても意味無いし。

さて、とにかく重要なのは、ここがどこなのかって事だ。
到着してればいいんだが―――


「ようこそ、月の都へ」


―――あぁ。
懐かしい声。
懐かしい香り。
懐かしい鼓動の高なり。


「……一つ聞いていいかな?」

「なんですか?」

「オレは、一緒にいられる?」


振り向く。
懐かしい笑顔。


「――確かに、あなたは難題を達成されました」

「あぁ……頑張ったよ」


すべては、君と共にいるため。
あれからどれくらいの時が経ったのか、ろくに覚えちゃいないが。
まぁ、十年も経っていないから良しとする。


「とにかくさ、何事も、まずは挨拶からだよな」

「ええ、そうですね」


じゃあ、『ありがとう』



……ここだけの話。
かつての別れの挨拶が再会の挨拶になるなんて、皮肉だけどな。





(たとえ別れてしまっても、君に逢いに行く)













――――――――――――
というわけで長ぇよお前バーローでしたごめんなさいぃぃぃぃ!←

あえての和風!今回は変化球で書いてみました(´・ω・`)
出来は……いつも通りというかorz
今の僕には理解できない…←

予定通り、こんなんですがフリーとします!
ご自由にお持ち帰りください!その後は煮るなり焼くなりご自由に!\(^o^)/
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