色々夢

□ユメノナイニチジョウ
32ページ/33ページ

黒崎蘭丸 birthday album special interview


9月29日の誕生日に、自身初となるソロカバーアルバムのリリースが決まったアイドル・黒崎蘭丸。
今回は、既に発表されているカバー曲について話をしてもらった。

──今回のカバー曲は、同事務所の方々からのリクエストで決まったとお伺いしましたが。

黒崎:ああ。元々、メンバーと何か新しい事に挑戦したいって話をしてて、それならカバー曲はどうかって事なってな。で、誕生日も近いし、記念にもなるからって、話がどんどん進んで、曲について相談したらいつの間にか色んな所からリクエストが来て、すごいボリュームになっちまった。

──ファンにとってはたまらないエピソードですよね。早速ですが、リクエスト時や収録時のお話も含め、カバー曲それぞれについてお伺いしても宜しいですか。

黒崎:もちろん。

──では、一曲目から。アヴリル・ラヴィーンさんの『Rock N Roll』は後輩の来栖 翔さんからのリクエストだそうですね。アルバム発表時にあった来栖さんからのコメントでは「黒崎先輩といえばロック!」と書かれていましたね。

黒崎:翔に限らずおれのイメージはやっぱりロックっていうのがあるから、一曲目に持ってこさせてもらった。聴いても歌っても、重すぎなくて楽しい曲だよな。その辺の曲の印象はおれっていうより翔っぽいから、翔にリクエストしてもらえた意味はあるかもな。

──なるほど。では、同じく後輩の一十木音也さんからのリクエスト、2曲目の『fantasista』(Dragon Ash)はいかがでしたか。

黒崎:サッカー好きなあいつらしいっつーか。おれもよく聴くし、音也が好きな曲らしい。レコーディングの時、音也も顔出してたんだが、いつ乱入してもおかしくないくらいそわそわしてて面白かった。最後は一緒に歌ってたな。

──ちなみにその音源は。

黒崎:録ってねえよ。残念ながらな(笑)

──では、次の曲について伺いますね。こちらはとても意外でしたが、the GazettEさんの『未成年』。雰囲気が一転しましたね。先輩にあたる月宮林檎さんが選んだそうですが。

黒崎:ああ……なんつーか、挑戦状叩きつけられたみたいな感じだな。昔のおれの事も知ってる人だし、それで選んだんだろうと思う。今と昔の違いが一番出てるかもしれねえな。満足いく出来になるまでかなり時間かかったと思う。

──それは、聴くのがより一層楽しみになりますね。

黒崎:楽しみにしてくれて良いぜ。次の曲もな。

──次が、石川さゆりさんの『天城越え』でしたね。後輩の愛島セシルさんからのリクエストとの事で。

黒崎:この曲って、常々ロックでやりてえと思ってたんだよな。なんで、思いっきり遊ばせてもらった。ゴリッゴリのロックにアレンジして歌ってるぜ。アレンジはおれも少し手伝ったんだが、とにかく楽しかった。

──すごい曲になっていそうですね。では、その盛り上がるであろう曲の次ですが、『Prisoner Of Love』、宇多田ヒカルさんですね。選曲はメンバーの美風 藍さん。

黒崎:これはおれも驚いたんだよな。曲自体も、それが藍の選曲っていうのも。ただ、リクエストしてきた時に、おれの声に合うと思って選んだって言われたら、そうかっておれも思えて……けど、曲の良さは絶対消したくなかったし、おれなりの解釈で歌えたって感覚が掴めるまで、何度も歌い直した。

──この曲も挑戦だったという事でしょうか。

黒崎:藍はそんなつもりで言った訳じゃなかったみてえだけどな(苦笑)

──その次の『FAINT』はいかがでしたか。

黒崎:リンキン・パークは昔から本当によく聴いてるから、まず単純に嬉しかったな。あとは、おれが歌えるかって問題だけだった。

──リクエストは後輩の四ノ宮那月さんですね。

黒崎:藍に引き続き選曲者にちょっと驚いたんだが、那月自身にヴィオラで自由に弾いて貰って、アレンジに採り入れてる。それだけでもだいぶ雰囲気が変わるし、おれも歌う時にかなり気合いが入った。今度は一緒に歌ってみてえな。

──ぜひ、ライブ等でお聴かせ頂きたいです。そして、その次がメンバーの寿 嶺二さんリクエストで『君がいるだけで』(米米CLUB)ですね。こちらは発表時、特にファンの方々の反応が多かったそうですが。

黒崎:反応が多い理由が選曲についてなのか、選曲者についてなのか分からねえんだが、カラオケ行くといつも歌わせようとしてくるから、嶺二はこれで来るだろうと思ってた。けどまあ、歌詞とか、良い曲だよな。あとはもう……聴いてくれ。(照れている様子)

──では、発売をお楽しみにという事で。その後にWANDSさんの『世界が終わるまでは』が続きますね。こちらは後輩の聖川真斗さんたってのリクエストという事ですが。

黒崎:あいつ、朝早くからこの音源持って家に押し掛けてきて……すごい意気込みだった。この頃のバンド楽曲も良い曲ばっかりだし、知らない世代も、これを機に興味持ってくれたら嬉しい。これはアレンジなしで気持ち良く歌わせて貰った。

──『Path』は Apocalypticaさんの曲ですね。選んだのが、メンバーのカミュさん。この曲はチェロロックということですが。いかがでしたか。

黒崎:カミュからのリクエストっていうのがムカつくんだが、聴いてると、やっぱりカッコいい曲だな。チェロメインってのは経験がないから、新鮮だった。チェロのアレンジはカミュも参加したんだぜ。歌い方についても、かなり細かく打ち合せした。

──貴重な情報をありがとうございます。続いて『SWEET MEMORIES』松田聖子さんの曲は後輩の神宮寺レンさんからですね。

蘭丸:レンのやつ、車で突然これかけて自分で歌った後で、俺へのリクエストだとか言い出した。色々試して今回はギターアレンジで統一させて貰った。ただ、レンがサックスで演奏してみたいって言ってたから、どこかで披露できれば良いとは思ってる。

──楽しみにしています。次の『Anthem』はなんと、OLDCODEXさんのボーカルご本人と一緒に歌っているそうですが。

黒崎:おれとボーカルのTa_2が仲良いのを龍也さん(日向龍也)が知ってて、話を持ってきてくれてな。Ta_2本人とどうせなら一緒に歌うかって話になって、これだけソロじゃなくデュエットになった。けど、その分聞き応えは十分だし、原曲とはまた違うアレンジだぜ。

──機会があればTa_2さんにもお伺いしたいですね。最後の『朝がまた来る』(DREAMS COME TRUE)は後輩の一ノ瀬トキヤさんリクエストでした。

蘭丸:まず、トキヤがこういう感じの聴くんだってのが少し意外だったんだが。打ち合わせの時点で、この曲の雰囲気ならラストにしようって、満場一致で決まった。レコーディングは、本当にこの順番でやっていったから、これが本当にカバー曲のラストになってる。今までのおれにはちょっとないくらい明るい感じになってる。

──それはとても楽しみです。そして、最後の最後に、なんとボーナストラックとして新曲が入っているそうですね。

蘭丸:新曲は、今まで以上に挑戦の曲になった。けど、カバー曲を歌ってみて、歌うって事に向き合う濃い時間が持てた。成長できたって思ってる。それが、曲に出てるはずだ。内容については、まだ、内緒な。

──タイトルもまだ発表されていませんしね。黒崎さん、貴重なお話をたくさんありがとうございました。発表後、もしよろしければ新曲についてもぜひお話をお聞かせください。

黒崎:ああ、その時はよろしく。


【収録曲 (敬称略)】
Rock N Roll/Avril Lavigne
fantasista/Dragon Ash
未成年/the GazettE
天城越え/石川さゆり
Prisoner Of Love/宇多田ヒカル
FAINT/Linkin Park
君がいるだけで/米米CLUB
世界が終わるまでは/WANDS
Path /Apocalyptica
SWEET MEMORIES/松田聖子
Anthem/OLDCODEX
朝がまた来る/DREAMS COME TRUE






(インタビューが終わり、カメラマンの指示で蘭丸がカメラに目を向ける。その瞬間、室内の照明が全て落とされた)

??:ハッピバースデートゥーユー……

黒崎:は?

(驚く蘭丸に、蝋燭の明かりが近づいてくる。同時に響く歌声と浮かび上がる顔を見て、蘭丸が驚愕の声をあげる)

??:ハッピバースデートゥーユー!!

黒崎:なんっ……で、おまえがいんだよ!?

??:ハッピバースデーディーアランマルー!ほら、蝋燭消して!

黒崎:はぁあ?

??:ハッピバースデートゥーユー!

(そんなやり取りのあと、小さな蝋燭の火が消え、室内の照明が元通り明るくなる)

??:らーんまるー♪ おめでとー!

──という訳でここからは、OLDCODEXのTa_2さんも交えてのインタビューになります!

黒崎:はぁ。そういう事かよ……

Ta_2:はーい、よろしく!

(インタビュアーの言葉で事態を悟り、蘭丸が椅子に崩れ落ちる)

Ta_2:ドッキリバースデー成功した?

黒崎:……した。

Ta_2:じゃあ、俺の時も期待してるから!

黒崎:宣言したらドッキリにならねえだろうが(笑)

──お二人は本当に仲が良いんですね。

Ta_2:俺たち、親友なんで。

黒崎:まあ、そうだな。

──早速ですが、今回のアルバムでのデュエットについて、お話を伺わせてください。

Ta_2:話貰った時嬉しかったな。この曲でって言って貰えたのもすごく嬉しかった。

黒崎:おれもだ。最初はカバーでって言ってたのに、話が盛り上がり過ぎて結局デュエットになったんだよな。

Ta_2:そうそう、日向さんの鶴の一声でね。生の日向さんカッコ良かった。

──収録も盛り上がりました?

黒崎:パート分けと、ハモりと、それに合わせて多少アレンジしてっていう作業が大変だったな。試したくなる事が多過ぎた。

Ta_2:でもそこに時間をかけたおかげなのか、歌のレコーディング自体はむしろすぐ終わったんだよね。あっという間だった。

黒崎:一緒に歌ってて、次のパートでTa_2がどれくらいの熱量で来るのかとか、不思議なくらい分かったんだよな。だから、確かにあっという間に終わった感じもするが、満足感もあった。

Ta_2:お互い、本当にライブしてるみたいな集中力だったよな。すっごい夢中になって歌ったし、めちゃくちゃ楽しかった。

──最高の一曲になっているという事でしょうか。

黒崎:だな。

Ta_2:まさにそう。あ、元の曲ともぜひ聞き比べて欲しいなー。

黒崎:こら、勝手に宣伝すんな(笑)

Ta_2:怒られた(笑) また一緒に歌おうぜ、蘭丸。

黒崎:絶対な。よろしく。

──お二人の活躍を楽しみにしています。本日は、ありがとうございました。

二人:ありがとうございました。




※写真
一枚目 蘭丸とTa_2が仲良くケーキを持って
二枚目 OLDCODEX・YORKE.から蘭丸への絵のプレゼントを掲げている蘭丸と奥でふざけているTa_2
三枚目 二人でケーキを食べている(楽しそう)





……ていう妄想を昔していたのですが、掲載していた場所が消えてしまった為、一から書き直しました。
選曲にあたりお手伝いしていただいた友人にとてもとても感謝しております!
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ