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□長編夢小説挿し絵
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第一部
二十話 「朔の日の宴」
気付けば左肩は犬夜叉の胸板に預けられ、もう一つの肩には赤い衣の袖がかかって冷たい風を遮った。
「犬夜――」
「うるせぇ黙ってろ。…寒ぃんだろ」
そう言って言葉を吐き捨てられたので、彼女は黙ってその温もりに身を任せることにした。
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