you are, I am
□長編夢小説挿し絵
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第一部
十三話「炎に降った涙」
突然左腕が掴まれ、グイッと上に引っ張られる感覚に気がついた。
うっすらと瞼を持ち上げると、炎にも負けないほどの、真っ赤な衣。
「馬鹿野郎!!何やってやがんだっ!!!」
ゆっくりとその声の主を見上げた。炎の明かりに照らされて、金色の瞳が光った。
あぁ…そうか
この人の強さが――
私に勇気をくれるんだ
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