□ゼロの公式
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「まぢありえねー」



と言うこの男、本日理事長の命により数学という物体で1年通して赤点をとった私の家庭教師(うっわ最悪)をやるはめになった零野郎は、だるそうな声を発したかと思ったらさも当たり前かのように私の前の席にドカッと音を立て座ってきた



「おいてめーもういっぺん言ってみろよ」

「まぢありえねぇこのドン臭うすのろ野郎」

「なに改造してんだよぉぉぉ!」

「うるさい鼓膜ちぎれる黙って早く解け」



何さ、そっちが喧嘩ふっかけてきたんじゃねーか。ほんと何様だ俺様か。優姫ちゃんの前だとデレデレなのに何この扱いの差




「ばっ、ちげーよそれはこの式使えって今さっき言ったじゃねーか」

「え、何これエックス?Y?は、え、数学だっけこれ英語の間違いじゃん?」

「Xに3入れたらこのX2が分かるからそしたら、」

「ムリムリムリそんなん授業でやったっけてか初歩的なのからよろしく頼むよ零くん」

「頼むから何とか頭に詰め込め、理解じゃなくていい丸暗記しろ。そして俺を早く帰らせろ」



私だってこんな奴が家庭教師でどれだけ昨日思い悩んだか。なぜ私がこいつより下の立場なんだよ





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