□バカ菌
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消しカスが横から飛んで来たのを私の目は逃さなかった。しかもご丁寧に固められた消しカスでして、間違ないこれの犯人は隣の金髪頭の藍堂英だ。
こいつしかいないと確信し澄した口調で言ってやる




「すみませーん消しカス飛ばさないでくれますー?」

「とばしてないし勘違いも程々にしろよ」

「あんたのほうから飛んで来ましたけど?」

「てかむしろ被害妄想かーわいそ」



無理
こんなにくたらしい口調聞いてて冷静だなんていられない




「このカスの色あんたの消しゴムじゃん!」





そうだ、うちはモノ消しゴム一筋だし。第一こんな緑色なんてゆう趣味悪い消しゴム使わないから



「そっちこそ僕の机にノートはみ出すなよ」

「はぁ!?こんなん1ミリじゃん、英って器ちっさー」

「お前のそのバカ菌がぼくの机に移るんだよ、バカ菌め!」



ほれみろ、言い返せないやんのバカ菌

いや確かにわたくし馬鹿ですけども今時この年齢で「〜菌」とかいって反抗すんのもないっしょ。
いやしかし言われたままってのもしゃくにさわるな



「バカ菌とかセンスわるーあんたなんかハナブタ菌だから!」






ハナブタ菌…
後ろの支葵がぼそっとつぶやいた。
なんかとっさに出た割りにはけっこうイケてんじゃん





「そうゆう負け惜しみやめてくんないバカ菌」

「ハナブタ菌喋らないで空気感染しちゃう!」

「うっざ!ねぇー暁ー隣のバカな菌がなんかうるさいんだけど」




そして斜め前の暁に声をかけるものの、暁はいつものだるそうな顔で




「楽しそうだな、ハナブタ菌」




おほほほ、哀れだな
気分いいわザマーミロ




「うっざ!!!!」

「あーもういちいち声デカいからハナブタキン」

「もはやそれ僕じゃないじゃん」

「今の発言は今までのハナブタ菌が自分とゆうことを認めたんだな!」

「はぁ!?どうやったらそうなるんだよ!!!」



バキン!!!



「君達…あとで僕の部屋に来てくれるかな」

「「…はい」」





ふと隣を見たらハナブタキンのシャーペンがなぜだか綺麗にまっぷたつに折れていたけどそこはあえて触れないでおこう。







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