お題

□たった一度の恋だった
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「あーとーべー・・・・!さっき微妙に避けたでしょオレのこと!!支えることもできたのに!」

ばれていたのか

こいつにばれるとは俺様も落ちたもんだな

そんなことを考えながら一歩、また一歩と地面に突っ伏しているこれから離れる。


このままなにも言わずに俺が消えたらこいつ、どうすんだろうな


するとこいつも俺の考えが読めたらしく、焦りだした。

「ねぇ跡部・・・・まさか起こしてくれるよね?ちょっと跡部行かないでー!!」


なら起きればいいだろ


もはや自力で起きる気0のこいつは、あろうことか地面をだんだんと叩き、泣きマネをしだした。しかも泣きながら跡部呪ってやるとか物騒な言葉を吐いている。


先程まであれと俺が話していたのを知っていたやつらの視線が痛い。


しかたがないので俺は再びあの一人毒づくやつのもとに行く。

「この成り金俺様ナルシストめ・・・・」

「なにか言ったか馬鹿。」

「バカって・・・今絶対漢字でバカって言ったよね!?跡部のばーか!!」

「漢字で馬鹿って書けねぇやつに言われたくねぇな。」

「うぅ・・・・・」


また泣きマネを始めたこれに若干呆れつつも優しい俺様は手を差し延べてやった。


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