Long story

□偶然?必然?
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「なんだったんだよ、あいつ・・・あの鎌本物だったよな?つーかどっから本物の鎌出したんだよ・・・?」

あの赤髪が追ってくる気配もなかったので今オレは歩いている。
にしても本当に謎だ。
あいつ本当に人間なのか?

だって高い所から落ちてきても無傷だし、いきなり鎌出現させるし、カワイイ顔してんのにめちゃめちゃ口悪いし(あ、それは生れついたものなのか)

「あーあ・・・せっかく学校サボってるつーのに、あいつのせいで大事なサボり時間を無駄にしちまったぜ。さーてと、気を取り直してあそこにでも行きますか!!」

あそこというのは天気が晴れているときには絶好のオレが見つけたサボりスポットのこと。
最近は金があったのでゲーセンばかりだったがたまにはあそこで昼寝もいいと思った。あそこなら誰も来ないし、オレだけの空間が誕生する。
オレはその空間が1番落ち着くのであった。


久々に例の場所で昼寝できるのかと思うと少しだけうれしくなってオレは口笛を吹きながらそこに向かっていた。
そこの路地裏を越えればその場所はすぐそこだ。
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