Long story

□最悪の出会い
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赤也side


オレはいつも一人だった。

興奮すると赤くなっちまう目のせいでみんな怯えて近付いてこない。
しかし最初から一人だったおかげで孤独には慣れていた。
もうオレには一人が悲しいことなのか分からなくなるくらいに。

そんなある日のこと

その日はとても晴れていて絶好のサボり日和。
もちろんオレはサボる気満々で学校とは逆方向に進んでいた。

「こんな天気いいし、ゲーセンはもったいねぇよな・・・。どこ行」

ドッシーン!!!

いきなり目の前にすごい勢いで何かが降ってきた。
というか地面にたたき付けられた。

オレは突然の出来事に驚き、動くことができない。
そんなオレを尻目にそれは騒ぎ出した。

「痛ーんだよ!!誰だオレに石ぶつけたやつ!クソ・・・おかげで落ちちまったじゃねーか!」

ギャーギャー騒いでいるところを見るとどうやら落ちてきたのは人だったらしいというのが分かった。


・・・・ん?こいつ落ちたときすげぇ音したよな。それなのに無傷とか普通の人間じゃありえなくね?
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