『close』
□第六話 『隠された真実』
1ページ/3ページ
キャラ確認
《ドクン》
「....近づいてる....」
ーあれから1日ー
つるの目の下で渦をまく力は大きさを増し、つるも不安を隠しきれない様だった。
「....つる、あとどのくらいだか解るか?」
「....この周期でいけば、長くて一週間か...そこらだろうな」
つるがそう答えると3代目は大きなため息をついた。
「....うむ。Dチームの班員は明日の明朝に門の前に集まれ。」
それを聞いた香は顔をあげて眉をひそめる。
「...え、だってまだ一週間あるんじゃ...何の為に?」
「ばか。そんなの、予行演習するに決まってるだろうが。お前はぶっつけ本番で敵を倒す気か?」
リズも会話に入る。
3代目はリズに向かって頷き、首元の目の首飾りを指で触れた。
「...これはかなり難しい任務だ。他の班には任せられない。この目の紋章に誓って、ここを守り抜かなければならない。」
3代目は急に立ち上がり、つるの方を向いた。
「....お前には、いつか話さなければと思っていた。」
3代目は
ゆっくりと上を向いて
語り始めた。
「....つる、あれは14年前、お前が1、2歳の頃のはなしよ....」
.