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□黒猫トノ戯レ
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黒い耳に触れ、口付ける。
ピンと尻尾が伸びる。

その仕草が愛らしい。

「擽ったいよ…」
「余りにも君が可愛らしいから、悪戯したくなってね」
また耳に口付け、熱っぽく囁けば、ネコは顔を真っ赤にして俯く。
「可愛いね」
そろそろと尻尾に手を伸ばす。
「あっ?!なに?」
尻尾を撫でられ驚きの声を上げる。
「やっ…やめてっ」
「しようか……ねえ?」
低く囁けば、ネコは潤んだ瞳で私を見上げた。
こくりと頷いたネコの唇に口付けながら、ゆっくりと私はネコを押し倒した。

何時も
何時も
「戯れのつもりが、本気になってしまう」
「あっあっ、な、に…?」
「君が可愛いから、かな?」
ぐいぐいと腰を押しつけると、中はいつも熱く絡み付く。
「どうして君は私を本気にさせる…?」
「うっあぁ、そんなっつもりじゃぁ…っ」
ぐぷん、と繋がった場所が音をたてる。
「ひぁっ!」
「その顔、その声…全て、私を狂わせるっ」

何時も、何時も、戯れのつもりなのに、
「理性が保てなくなる!」
いつの間にか、ネコの腰を掴み、揺さ振っている。
「あぅっ…あぁ、あっあっ、あっ、うぁ」
ひくひくとネコの身体が震える。
私はその身体を抱き締めて、なお揺さ振ってゆく。
ネコは私の首に腕をまわしてしがみつく。
「もっと…うぁ、いっぱい……っ!」
「言われなくても、沢山あげるよ…?」
ネコの髪を一撫でして、動きを更に激しくする。
「ひっ、うっ、あぁ、あっ、あっ!」
ギュッと目を瞑り、快感に身を委ねる。
髪は乱れ、耳は震え、身体が弓なりになる。

一瞬、ネコの動きが止まる。
「うぁあーっ!」
「くっ!」
私はネコの中に、ネコは自らの腹に白濁を放った。

「私は我慢というものを覚えたほうがいいらしい」
ネコを膝に乗せながら、私もまだまだだと考えていた。
「どうして?」
「君と戯れていると、欲情するからさ」
そう、君の全てに…
「〜!ばかっ」
また真っ赤になって俯く仕草に、私は愛しさを感じて、笑いながらネコを抱き締めた。







END


毎回の如く、支離滅裂で起承転結がなってない…(涙)
2007.7.20

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