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□小説家の恋人(仮)
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「大丈夫ですか?先生」
「…ダメかもしれないよ、江南くん…」
いつもなら原稿の〆切まじかでも、飄々としている先生が、今日は本当に行き詰まっていた。
「僕、お茶いれてきますね」
「ああ、ありがとう」
僕は彼、島田先生の担当になって結構経つけど、今までこんなことはなかった。「どうしたんだろ、先生」ぽつりと呟いた時、いきなり後ろから抱き締められた。
「うわっ?!って先生?どうし…ひゃ?!」
情けない声を出してしまったのは、先生が僕の首にキスをしてきたからだった。「江南くん…」
耳に先生のかすれた声が聞こえる。
力が抜けていく…
無理矢理顔を捻られ、先生にキスをされる。
「んっ…うぅん」
なんで?嫌じゃないんだ?僕。
そのまま床に座り込んでしまった、しかし、それでも先生は僕の服の中に手を入れてくる。
「あっ…!」
胸の突起に触れられる、痺れるような感覚が身体中に流れる。
「好きだよ、江南くん」
その言葉が脳に響く。
もう、身体は言うことをきかない。






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