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□黒猫
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私はあるネコを拾った。
黒い耳と尻尾のネコを。

「うっ…ああっ!いた、いよぅ」
そのネコは私を煽るのが上手いようだ。
「大丈夫、すぐ良くなるよ…」
ゆるく腰を動かすと、細く泣いて潤んだ瞳で私を見てくる。
「でも…んっ、あう」
ピクリと尻尾が揺れる、耳もかすかに震えている。
「もうっムリだよぉっ!…あっ?!」
私はネコの震える根本を指で締め付け、塞き止めた。
「少し我慢、ね?…できるね?」
空いた手で頭を撫でると、顔を真っ赤にしてゆっくりと頷いた。
「良い子だ」
ネコの額にキスをしたあと、顔をずらして胸の突起を舐める。
まるで私の方がネコのようだ。
グッと腰に力を入れて進める、ネコのナカはキツイ。
「はっ…うぅ、ひぅ」
ネコは頭を左右に振って快感に酔っている。
両目から涙が零れていく。
私はそれにひどく煽られる、例えそれが生理的な涙だとしても。

もっと泣かせてみたい…

「?…うあぁっ?!」
ゆるい動きから急に激しく突き上げる、ネコは苦しそうに顔を歪め、私にしがみ付いてくる。
「ね…ぇ、も…イキ、たいっ!」
眉を潜め、虚ろな目で私を見上げる。
私は満足気に微笑み、ネコにキスをする、そして根本に絡めていた指を解く。
ネコの口の端から飲み込めなかった二人の唾液が流れる。
私は興奮している…
「ひぃっ…ああぁぁっ!!」
ひときわ強く突いてやるとネコは高い声を上げて果てた、私もネコのナカの強い締め付けにより、ナカに出した。
私の腹の上にネコの出した白濁が飛び散り、流れ落ちる。

気絶したネコの髪を撫でながら、私は明日のことを考えた。
「明日、君のために首輪を買いにいこう、どんな色がいい?」
黒い耳と尻尾にあう色はあるかな?

こうして、そのネコは捨て猫から

私の飼い猫になった。


2006.11.4

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