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□立ち入り禁止区域。
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しかし、いつまで待っても想像した衝撃はこない。
「…?うわぁっ?!」
そのかわりシャツの中に手が入り込んできた。
おいおい、普通そこはおでこあたりにチュッってして、「今日はこのへんで、続きはまた今度…」とかってのがお約束だろ…これ漫画やアニメの見すぎ?見すぎかっ?!
「なんだ?漫画みたいな展開を考えていたか?」
至近距離で笑われる。
うぅ…キスじゃないのかよ!つーか今更だけど、俺たちは男同士だぞっ!!
そんなことを考えているうちに、加藤の手は大胆に俺の胸を触ってきた。
「ちょ、マジっ?!」
「やめてくれ、とは言わせないぞ須谷慧」
フルネームで呼ぶな!と叫んでやりたいが、それどころじゃない。
「っ…ホント、にっ…やめっ、加藤!」
「なぜ、気持ちがいいだろう?」
くりくりと弄られると、妙にそこが熱くなるのだ。
「あぅ、うぅ…」
「身体が熱いな、苦しいか…?どうだ」
どうだって、言われても…どう言ったらいいんだ?
ボタンがはずされ、前を晒される。
火照った身体が空気に触れる、それが丁度よく心地いい。
しかし、それでも身体はさらに熱くなる。
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