争いなき楽園へ導く天使 ファーストシーズン
□第2話 ガンダムマイスター
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「弱くはないつもりです」
「行きます」
二人の姿が見えなくると、スメラギは呟いた。
「それは若さよ」
そして、キュリオスとヴァーチェは発進した――。
その頃地上でも、アシャー達が発進しようとしていた。
三人は、それぞれの機体に乗り込み、システムを起動していく。
「エクシア、デュナメス、バルク、シュツゲキジュンビ!シュツゲキジュンビ!」
ハロの電子音が響く中、三機が起き上がる。デュナメスは、GNスナイパーライフルを右肩に装着し、三機共出撃体勢に入る。
「エクシア、刹那・F・セイエイ、セカンドミッションを遂行する」
「デュナメス、ロックオン・ストラトス、出撃する!」
「バルク、アシャー・エデン、発進する!」
三機は、飛び立った。
それを見上げる者が二人いた。王 留美と紅龍だ。
「ガンダム……」
「そう。あれこそが、ソレスタルビーイングの理念を発現する機体よ」
その頃アレルヤとティエリアは、大気圏に突入しようとしていた。
「GN粒子、最大散布。機体前方に展開」
ティエリアがそう言うと、二機の前方にGN粒子が展開される。