プロジェクトF

□企画会議
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 (何故だ――我が息子よ?)
 「っ!?」
 I.L.E.に視線を向けると、彼は悲しそうな眼差しでこちらを見つめていた。
 (……見なかったことにしよう)
 すぐに視線をそらした。
 そして、ナナリーが尋ねた。
 「それで管理人さん、いったい何をするおつもりなんですか?」
 「よくぞ聞いてくれた、ナナリー」
 「ナナリーに気安くするな!」
 「お兄様!」
 I.L.E.に怒鳴るルルーシュは、妹の一声に一蹴(イッシュウ)された。
 それを見て、リルはこう言った。
 (あのゼロを一声で一蹴するなんて……ナナちゃん、凄い!)
 (ゼロじゃなくてルルーシュだ。それにナナちゃんって、友達か)
 (いいじゃん、ナナちゃん可愛いし)
 (それは理由にならないような……)
 そんなやりとりをしている内に話は進んでいた。
 「読者の皆様のおかげで自由な趣向も1周年を迎えられたことだから、何か皆様に楽しんでいただけることをやりたいと思って……それで、ミレイさんに相談を」
 そう話すと、ルルーシュがこう言った。
 「事情はわかった。だが――何故会長に?」
 すると、I.L.E.は目を丸くした。ミレイも、心外そうにこう言った。
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