プロジェクトF
□企画会議
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「えっ、管理人さんから!?」
「どうして……!?」
スザクとカレンが疑問の声を上げた。
「まあ、詳しくは本人からということで――どうぞ!」
すると、部屋の扉が開き一人の極普通な男が現れた。
「どうも初めまして。自由な趣向の管理人――I.L.E.です」
そして、極普通な挨拶(アイサツ)をした。
そこで、ルルーシュが怒号を上げた。
「って、管理人が何出てきてるんだ!?何極普通に入って、初めましてだ!」
「うわぁ……僕、管理人さん初めて見たよ!」
「いや、それ普通だからスザク」
スザクの発言に、テラが冷静に突っ込んだ。すると、顔をしかめたミレイとナナリーがこう言った。
「こぉら、ルルーシュ!管理人さんに失礼でしょ」
「そうですよ、お兄様」
「そうだそうだ!」
二人の言葉に便乗するI.L.E.。
「違う……間違っている……こんなことは……」
この事態に、ルルーシュは嘆(ナゲ)くように呟いた。
その時、リルの声が脳内に響いた。
(テラ、管理人さんってことは――私達の生みの親ってことだよね?)
(何故だろう――認めなくない)
すると、別の声が脳内に響いた。