争いなき楽園へ導く天使 ファーストシーズン

□第2話 ガンダムマイスター
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 ソレスタルビーイングの声明が全世界に発信された。だが世界は、本当に武力介入するのか疑問に思った。
 紛争は、世界各地で断続的に起こっている。これら全てに武力介入して根絶するなど無謀だと思ったからだ。
 だが、ソレスタルビーイングにはわかっていた。だから彼らは、信じさせるためにセカンドミッションを開始しようとしていた。

 「3300をもって、セカンドミッションを開始します。繰り返します」
 プトレマイオス戦況オペレーターのクリスティナ・シエラのアナウンスが流れる中、アレルヤとティエリアは、自分達のガンダムのもとに向かっていた。
 「機体テスト込みの実戦か……全く、嫌になる」
 そう言うアレルヤに、ティエリアがこう言う。
 「これからのためにも、ガンダムを見極めておく必要がある」
 「それは……そうだけど……」
 そこに、別の声が入ってくる。
 「ごめんね、無理させちゃって」
 プトレマイオス戦術予報士のスメラギ・李・ノリエガである。
 「問題ありません」
 謝る彼女に、ティエリアが答える。
 「覚悟の上で参加しているんですから」
 「強いんだ」
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