ディシディア シャイニング・ファンタジー

□戦いを見守る者
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 世界を見守る存在となって、もう幾年か……

 常に安定した状態ではないにしろ、世界の均衡は保たれていた

 しかし、私には気になる世界があった──

 その世界では、調和を司る神と混沌を司る神の戦いが繰り広げられていた

 神々は、数多の世界より召喚した戦士たちを戦わせ、互いの力と共に世界の均衡を保っていた

 しかし、この戦いに終わりはなかった──

 終わりを迎えると戦士たちは浄化され、戦いの記憶を失う

 そして、次の戦いが始まり、またそれが繰り返される──

 この終わらない戦いの輪廻に何の意味があるのだろうか……

 私は、この戦いに虚しさを感じていた

 しかし、私自身が戦いに介入すれば、世界全体の均衡が崩れかねない

 私は、見守ることしかできなかった──

 戦いが12回目を迎えた時、調和の神に何か動きがあった

 私は、状況を把握するためにその世界に降り立つとしよう

 調和の神に戦いを終わらせる意志があるのであれば、私にもできることがある──
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