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小話をどぞ。








キーンコーンカーンコーン




ガラガラガラ




「はい皆席着いてーHR始めるよー」

「せんせー」

「なに?まさか宿題忘れたの?しょーがないなー放課後グラウンド100周ね」

「罰が重すぎです。そうじゃありません、授業タルいんでサボっていいですか?」

「わー直球ストレート。普通教師に聞く?いいからHR始めるよー日直、号令お願いします」




………。




「きりーつ、礼、着席」

「先生、日直が言わないからって自分で言わないでください。痛いです」

「そこうるさいよ。今日の連絡は…とくにありません。2時間目に避難訓練があるくらいだね。じゃあ次の授業の準備するよーに」

「先生、それは重要な連絡ですのできちんと連絡してください」

「でたね、学級委員長の正チャン。だって避難訓練ってそんな大事なものでもなくない?お遊び程度のものでしょ」

「先生、僕等は去年その発言のおかげで不良学級と言われ続けているんですけど」

「このくらいの発言で不良学級までいっちゃうの?せめてお荷物学級にしてほしかったな」

「そんなこと言ってるんじゃねぇんだよ!お前のせいでアニキ達がグレちまったんだぞ!」

「責任は負いません。って担任になったときに言ったよね?」

「あれ本気だったのかよ!?」




キーンコーンカーンコーン




「あ、チャイム。じゃあ次の授業は自習ね」

「先生、先生はなにをしに学校に来てるんですか」

「え?君等のバカ面を見に」

「腐ってますね」

「そうだよねー今朝なんかさ、納豆食べようと思ってお隣さんに貰いにいったらその納豆腐ってたの。ほんと世の中腐ってるよねー」

「それは嫌がらせだと思います。ていうかお隣さんに納豆貰いにいく先生の神経が腐ってます」

「あ、野猿君、髪切ってるくるようにって昨日言ったよね?はい罰ゲーム!罰ゲーム!野猿君は今日1日空気イスね」

「それは体罰と受け取っていいんだな?」

「やだなー冗談だよ。僕教育委員会に目つけられてるからさ、あんまり騒がないでくれる?」

「教育委員会にビビってんのかよ!」

「こら!教育委員会を甘くみないの!PTAとか怖いんだよ?おばちゃんパワー恐るべしだよ」

「校長にチクってもいいよなこれ」

「あ、ジンジャー君、学校に帽子被ってくるなって言ったよね?罰ゲーム!罰ゲーム!今日1日「僕本当は魔法使いなんだ」って話した人全員にいうこと!ププッ恥ずかし」

「じゃあ僕は今日誰とも話さないことにするよ。甘い甘いバァ〜」

「ジンジャー君友達いないんだね。可哀相に…そんなバカっぽい格好してるから…」

「先生、いい加減訴えてもいいよね?すでに書類だけは用意してあるけど?」

「(ジンジャー君が脅してる…!)」


なにかありましたらどうぞ。



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