本棚01

□RKRNヒロイン
1ページ/5ページ

【RKRNヒロイン設定】
六年生
 忍者として非常に優れた人材が集まっており、各自後輩への教育にそれぞれのやり方で熱を入れている。
後輩からの憧れと尊敬のまなざしを一身に受けており、その人気はとても高い。
また、忍たまの六年生とはぶつかり合う事はなくとも、はっきりとした区切りをしており、実戦の中では互いに助け合うことはほとんどない(双方に信頼があるため)。
基本的に性格が過度に破綻した者はおらず、真面目な面々がそろっている。


・花城 ユリ(15) い組 157p A
  くノ一教室一の人気を誇る人物。武士の家に生まれ育ってきたことから、性格は冷静沈着、男らしさのあるサッパリとしたもの。
その男前な雰囲気、言動は特に下級生を中心に大きな人気を集めている。
モットーとして規律は絶対厳守であり、日々くノ一教室の気品と誇りを守るために目を光らせている。
高い人気で数多くの後輩から慕われる反面、その厳しさは学園では有名なもので恐れられることも少なく、時として教師以上の厳しさを見せるために、問題児組からは大いに恐れられている。
容姿は落ち着いた雰囲気の美麗淡麗なもので「一目惚れされる率ほぼ100%」と称されているのだが、ユリ自身としては、浮ついたことを頑として嫌っているため、一瞬にして一撃粉砕にされる忍たまは数知れず…。
口は基本的に悪く、目つきも悪い。しかし忍者における知識・実力・センス・才能は完璧なものであり、誰もが認めるくノ一教室一優秀でずば抜けている。
そして、その点を活かし後輩育成に全力を注いでおり、いつ何時でも後輩の見本となるべく生活を送っている。
他人に厳しい分、自分への厳しさも相当なもので融通の利かない堅物の一面も持っているため、アヤメやヒマリが日頃から手を焼いている。
口にはせずとも、二人への信頼は相当強い。

  学園始まって以来の大問題児・小松田スズに初めて手を差し伸べた人物であり、スズからの信頼と感謝の念、そして尊敬の心は相当なものである。
また、久々知に出会うまでのスズに関わりを持っていたのは、教師陣を抜かせばユリだけである。
人間としても忍者としても強く大きく育てたのは誰でもない、ユリだとスズ自身も言っている。
鬼と呼ばれる厳しさの裏側で互いを姉妹のような目線で見ることも少なくなく、本人曰く「もっとも期待のしている後輩」とまで言っている。明白な贔屓はせずとも、見えないところでは一番に気にかけているのである。

  後輩である綾部喜八郎とは微妙な関係性を保っている。
何かと気になるようだが、互いにはっきりした態度を示さず曖昧なままの関係を続けているが、アヤメ曰く「完全両想い」。
ただし、色恋沙汰は忍びにはご法度という考えが強いユリは喜八郎との関係を進めるつもりはない。
喜八郎自身もその考えを理解しており、今以上の関係を求めようとはしていない。
その他の忍たまに対しては相当きつい態度をとっている。



・花城アヤメ(15) い組 152p A
 くノ一教室で最も忍たまからモテている人物。
明るい性格と可愛らしい外見に誰からも好まれる体質である。
ユリとは真逆と称されることはもはや日常茶飯事である。
ただし性格としては女らしさを残しながらもサッパリしており、忍たまの同級生ともあっさりとした関係を築いている。
大工の父を持っているため物作りが好きで一年生のころから忍たま側の用具委員会に所属している。
下級生の多い中にいるためか、母性が強い。
基本的に誰彼かまわず遠慮なしにものをいうため、普通であれば言えないことも笑いながら言いのけてしまうなど、少し空気を読めない一面も持っている。
ユリ同様にくノ一教室の後輩から憧れのまなざしを向けられることも少なくなく、ユリほどまではいかずとも、常に見本になるように心がけている。
かといい、気取ったりすることはなくその気さくさが人気の一つでもある。

  同級生のユリとは一年生のころから同室で過ごしているため、固い信頼関係で結ばれており、互いに阿吽の呼吸である。
相当な堅物のユリを調和させるのはアヤメをおいては誰もおらず、普段からその真面目さに呆れたような態度を示しながらも、誰からも完璧と称されるその存在を陰ながらに支えている者の中の一人である。
さらにくノ一教室の中では最も不運なヒマリに対してはよく巻き込まれており、二人してよく穴に落ちている(ユリは回避する)。
そんなヒマリには喝を入れながらもそばにいる。

  一年のころからの付き合いとなる食満留三郎とはもはや相思相愛の仲である。
むしろ熟年夫婦とも言われるほどである。
しかし、普段は喧嘩や張り合いを繰りかえす幼馴染のような関係性を六年もの間、保っている。
お互いに意識しつつもあまり進展しない間柄であり、六年目となった現在ではついに堅物なユリにまで「どっちでもいいからはっきりさせろ」と言われる始末である。
本人としてはのほほんとしており、留三郎からの言葉を気長に待っている状態である。



・花城ヒマリ(15) い組 155p O
  保健委員会に所属している心優しい人物。
当然のごとく不運であり、同級生の善法寺伊作に決して劣らないほどの不運さと称されている。
性格は保健委員らしく底なしの優しさで、不運になるとわかりながらも誰にでも手を差し伸べる。
少々のんびりしすぎる点もあるが、ユリ・アヤメとはまた違った形で高い人気を誇り、慕われている。
基本的に穴に落ちる、池に落ちる、ボールが当たるなどの不運は日常茶飯事、且つ一日の中で頻繁に怒っているため、ユリが傍を離れることはあまりない(ユリは不運に巻き込まれることはない)。
い組に居ることから成績は良いはずなのだが、不運を回避できる確率は異常に低い。
そんな日常を過ごしながらも保健委員を辞めたいといったことは一度もなく、不運についても迷惑をかけている自覚はあっても、それ自体を悲観することはほぼなく常に人のためになりたいという意志が強い。その点がユリやアヤメがヒマリに好意を持つ由来になっているのである。

  ユリには一種の憧れを抱く反面、最も心配をしている存在であると思っている。
実力、人格故に大きな影響力を持つユリは大きな判断を下す役割が頻繁に回ってくるのが当然とされている。
そのため、ユリは悩むこと、立ち止まることは暗黙の中で許されない場面が多い。
めったにあることではないが、追い込まれた状態では犠牲役に回ろうとするユリに対し学園で唯一面と向かって反論できるのはヒマリくらいのものである。
そういったことからユリの信頼は厚い。
一方アヤメには不運のことや気の抜けた態度について日常から叱られており、基本的に常に謝っている。
しかしこちらも信頼は厚く、いざという時に頼りにされることは少なくない。

  同級生の伊作とはどうにももどかしい関係である。
ヒマリ自身は伊作に片思いをして数年たっているものの、一向に伊作の気持ちが見えてくることはない。
もどかしいながらも、純粋に互いを信用しており、二人でいることも少なくない。
しかし、その関係が進展するかどうかは伊作次第ともいえるため、誰にもわからない。




次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ