クロスオーバー小説置き場

□CHAOS
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「こちらは異常無しです・・・。」
なってしまった事は仕方ない。

ミナリカメはメンバー総動員で部屋を改造していた。

「とりあえず、これで動けると思います。」
「やっぱ操縦席があると燃えてくるねぇ!じゃあ、皆!
元の時代に向かって行くわよっ!!」

「ちょっと待った!!」
止めたのは、アクセルだ。
「戻るのはいいが、まず状況を整理しないか?
それに、ここだって『ミナリカの部屋』じゃ格好つかねぇ。
名前ぐらい決めようぜ?」

確かに、そうである。
「羅夢はそのまま、操縦しながら聞いてくれ。」


そこでタイミングよく、、ミナリカが引き取った少年が眼を覚ました。
「うぅ・・・ここは・・?」
問いに、一番近くにいた次元が答える。
「日付変更船プッカリーノ・・・の一部。」
「一部・・・?」
「今度はこっちが質問していいか?」
割って入ったのは、聖斗。
「あ、どうぞ。」
「君、コンテナの中にいたんだけど、・・・覚えてる?」

しばしの沈黙・・・。

「えーっと・・・確か、俺達は・・・」
言いかけて、近くにほかの二人がいないことに気づく。
「翼と理来は!?」
「他の二チームが引き取った。」
「・・・ま、無事ならいいか。
・・・って、お前!!」
少年は、アクセルを指す。
「俺か?・・・お前、俺のこと知ってるのか?」
少年は、驚いた顔をしている。
それに気づき、アクセルは笑顔でこう言った・・・。
「俺はどうやら記憶喪失らしいんだな、これが。」


「・・・・。」
「・・・・・。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・・。」

羅夢とあやのを除く、その場にいたメンバーは全員沈黙した。

そんな自己紹介は聞いたことがない。
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