オリジナル小説置き場
□Dearperson,DearestBreak
1ページ/1ページ
「店番頼む。」
あなたはいつもみたいにそう言ってたから。
わたしは幾らでもあなたを待っている。
出会ったのは、わたしが子供だった頃。
あなたは優しい眼で、わたしだけを見てくれた。
「俺はブレイク=ファミリア。
で、お前はリア=ブレス。よろしくな、リア。」
あなたの手が、嬉しくて。
「頼むぞ、リア。
お前は俺の最初の子供だからな。」
子供じゃなくて、あなたの一番になりたかった。
娘としてじゃなくて、リアとしてわたしを見て欲しかった。
必ず、戻って来てくれる。
そう信じてるから…
それまで、リアに任せて。
でも、疲れたら
そしたら、またあの頃のリアに戻らせて。
直ぐに治るから。
帰ってきたら、一番にわたしに笑いかけてね。
親愛なる人、
わたしの愛するブレイクへ。