オリジナル小説置き場

□黒き翼の優しき天使
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人は誰でも、幸せになれる。
ならなくてはならない。



しかし、それを奪うものがある。
戦争もそうだ。

事実、俺は「一部の大人」の勝手に全部持ってかれた。



当時の「家族」
「思い出」「右手の自由」…まだあったかな。

でも、俺は見つけられた。

これからでも見つけられる。





15年前だ。

俺はお前と同じ名前の天使にあった。
翼は黒いけど、あの人は確かに天使だった。




その話をしよう。



「寝るまでだからな、リア。」
「分かってるよ、ブレイク。」
「お父さんと呼べと言ってるだろう?」
「はいはい。」
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