オリジナル小説置き場
□世界に背を向ける者へ。
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水面にうつる黒い月
月明かりに照らされた街は
孤高なる闇に沈むのだろう。
明けることの無い夜に
響く詩は何を想うのか?
世界は廻り、消えゆく願い
もう戻れない少年の瞳
宿すのは 儚さか憂いなのか?
永遠に続くものなんて無い。
だけど、永遠を信じていたかった。
それは「矛盾」
朝は来ない。
けれど、きっと永遠には続かない。
少年は想う。
あの日見た空、共に過ごした楽しかった時。
「矛盾」でもいい。
あの想い出だけは、永遠であって欲しい。
それだけを願う。