Miyabiの図書室

□紅い月
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「おはよ」

「わぁ〜おっはよう。珍しいね、単位ヤバイんでしょ。」


葉月は、久しぶりに大学のゼミに顔を出した。


「いい加減、そろそろ顔だしときなさいよ。私にも限界はあるんだからね。」

先週、ゼミの橋岡教授にベッドで言われた言葉。


葉月・・21歳。

1年留年して、今年は大学卒業予定。

現在彼女なし

身長 165cm 

見た目クール、涼しげな顔立で色素薄め

髪は、天然茶色のさらさらショートヘア


「ファァァァ・・・。」

橋岡ゼミの真っ最中、葉月は、うつむき加減に、大きな欠伸をした。

隣に座っている、理恵が葉月に囁いた。


「お疲れぎみね。」


「そう?ちょっと寝不足なだけ。」


そう言って、教授の声に、耳を傾ける振りをする。


夕べ?

夕べは、深夜まで奈子と最後の肌合わせ。

何度も何度も、狂ったように奈子を抱いて、家帰ったの朝の4時。

お陰で、背中はミミズ腫れ。


ゼミが終わり、先生に、教授室へ呼ばれた。


「ちゃんと出てきたのね、葉月。」


部屋に入った瞬間、教授は、葉月に抱きついた。

しなだれかかる、この女・・

ただの肉欲に取り付かれたメス・・。


葉月は、そっと顎を持ち上げて、軽くキスをする。

首に巻かれた手は、段々と葉月の背中を愛撫するように、

うっとりした目で見つめ、いやらしい手の使い方で、葉月を誘う。


葉月は、ニヤッと笑い、

大きなハイバックのソファに教授を押し倒した。


「アァァァン・・葉月・・。」


葉月は、涼しげな目つきで、教授の目を見ながら

ブラウスのボタンを一つづつ、上から順番に外していく。


「もう・・濡れてるんでしょ?」


そう囁き、肌蹴たブラウスから覗く、黒いブラの淵の白い肌に、

そっと舌を這わした。


「アァァン・・」


そのまま、ブラを下に下ろして、露になった乳房の先端を舌先でゆっくりと

円を描くように・・

部屋に響き渡る、甘い吐息・・。

捲れ上がったスカート・・

その右手は、大きく開かれた太腿を撫で、そっとパンストの上から

湿った割れ目に指を這わせた。


「やっぱりね・・。フフフ」


教授は、腰をくねらせて吐息を漏らし、さらに葉月を誘う・・。



コンコン 長谷部です、失礼します。

ガチャっ


慌てて、離れて、振り向くと、見たことある顔・・

そうだ、確か同じゼミの子。


教授はドアに背を向けて、ブラウスのボタンをかけていた。

見られた?・・。


「あっ、すみません。頼まれてたコピーここに置いときます。失礼しました。」


そのままその子は、扉を閉めて出て行った。


「鍵・・。すっかり、忘れてたわね。大丈夫よ、あの位置からなら絶対見えない

から。」


「あの子、確か同じゼミだったよね。」


「そうよ。」


教授は、そう言って、部屋の鍵を閉め、ソファに横たわった。


「まだ、続けてほしいのね。ほんと懲りない先生・・。」


葉月は、教授のパンストを脱がせ、そのパンストで教授の手首を縛った。


「こうされるのが好きなのよね、先生は。」


デスクの小引き出しから、ガムテープを取り出し、

教授の、口をふさいだ。

葉月は、妖しく微笑んだ。

「これなら、いくらでも喘いでいいわよ。ウフフ」


呻くようにこもった激しい喘ぎ声が静かな部屋に延々と響いていた。
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