Miyabiの図書室
□しょうもない商事開発部3課(更新中
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<入社試験>
ピンポーン
30階でエレベーターの扉が開いた。
会議室・・
どこだろう。。
すると「会議室」というプレートが目に飛び込んできた。
ここだ。
萌は緊張したが、よしっ!と独り心の中でポーズをとり、そのプレートの扉をノックした。
「はーい。どうぞ」
中から声が聞こえた。
「失礼します。」
萌は緊張した面持ちで、その扉を開けて、一礼した。
コの字に組まれている長テーブルには既に10人程が座っていた。
多分、萌と同じ面接を受けに来た人たちだろう。
「そこに座って。」
一人の社員らしき人が、萌に言った。
「はいっ。」
萌は、指された場所に座ったその時だった。
ガチャン。。
スレンダーな美人、歳は30代前半っていったとこだろうか・・。
「これで、全員揃ったわね。では今から、入社試験を行います。
今から、真っ白い用紙を配ります。それに、自分のアイデアでキャッチフレーズと商品説明、
そして、その絵を簡単に書いてみてください。
題は、「パンツ」制限時間は、1時間。周りの人と話をしてもいいし、外にでてもいいし、自由にしていいわよ。
この部屋の端に、ポットと湯のみが置いてあるので、熱いお茶で良かったらご自由に。
では、1時間後に、回収に来るので。用紙の裏に、名前を書いておいてください。」
そういうと、社員らしき人達は、部屋を出て行ってしまったのだった。
何ていう試験だ・・。