庭球
□ちょこれーと
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Side A.K
｢携帯みてみたら？｣
そういわれて、携帯を開くと02.14という文字が目にはいった
…ってバレンタインだったのか!
｢わ、忘れてた〜…｣
そりゃ深司の奴が拗ねるわけだ
｢じゃ、チョコないんだ｣
｢う…｣
ん、ちょっと待てよ
確かバッグん中に小分けになってるチョコがあったはず…
｢深司、目ェ瞑って｣
｢しょうがないなぁ…｣
バッグの中を見たらやっぱり未開封の紗々があった
中身をひとつ出す
｢口開けて｣
チョコを口にくわえ、深司の口元へ持っていく
は、恥ずかしいけどここまで来たらやるしかねぇ…!
｢ん、｣
口を離す
｢アキラありがと｣
そう言った深司の頬は少し赤かった
｢お、おぅ｣
｢顔、真っ赤｣
｢深司もな｣
｢五月蝿い…
もう一回して｣
…まさか強請られるとは思わなかった…
｢もう無理ー!｣
｢そうかやっぱり俺が嫌なんだな、嫌なんだろ｣
｢だぁー!するから落ち着け!｣
終われ