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□友達以上恋人未満
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「なぁスザク〜」
「なに?僕は仕事中だから下らない話なら後に…」
「友達以上恋人未満ってどういう状態?」
「えっ?」
急に何を言い出すんだというかどこでそんな言葉を学んできたという疑問が顔に出ていたのか、ジノが
「なんか二人組の女の子が話してた〜」
「…その2人はどういう話をしてるの。」
「なんかよくわかんないけど、片方が友達以上恋人未満ってなにって聞いてて、相手の子が一瞬黙った後に言おうとした言葉を飲み込んで」
「飲み込んで?」
「『下品な事言いそうになった』とか言ってて」
その子は一体なにを考えたんだ。それよりそういう話を外をするのはどうなんだとスザクは頭を抱えたくなったが、話はさらに続く。
「で聞いた方がわかんなかったらしく考えた後に」
なんかもう聞かない方が良い気がする。でも聞かないのも…
「『下品?私はカタカナ三文字しか浮かばなかったけど』『三文字?』『うんっとねーセではじまって、レで終わる』って言ってたんだけど、何でだかわかる?」
「セで始まって、レで終わる…?!」
浮かんだ言葉を頭から消そうとスザクは必死に頭を降り始めた。