little beautiful sky

□第五話
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ここが
ここが

私が夢見た甲子園のマウンド


【act5:ついに甲子園!】

ユニフォームを着てかばんに必要な物詰め込んだ


美「ふー。やっとここまできた」

思えば長かった気がする
物心ついた時から私は野球一筋で父さんから野球を教えてもらって

毎日毎日、何百球と投げて
トレーニングとかいろいろやって

いつかは甲子園に行こうとあこがれた
強烈に

母さんが言ってた
父さんは昔から野球一筋で
甲子園では負けて悔しい思いをしたって
プロも目指してたけど結局かなわなくて
でも私にその夢を託してくれてた

だからだから

私は甲子園で勝つ

それで優勝旗を父さんに見せたい
目の前で
父さんのおかげだって言ってあげたい

美「それじゃー。行ってくる」
母「行ってらっしゃい」
父「後から見に行くからな」
美「うん。絶対来るねんで」

ガチャッとドアを開けると外にはもう達也が待っていた

達「ははは。おはよう」
美「・・・おはよう」
達「昨日寝れた?」
美「寝れてへんかも。緊張した」
達「ははは。俺も寝れへんかったわ」

と陽気に達也は笑う
つられて美空も笑った


思えば達也と美空が出会ったのは3歳のころだった。

美「初めて会った時からいろいろあったね」
達「そうやな。」




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