二年目。

□9th
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怖い怖い・・・
ばれるのが怖い
私は弱虫

【9th:広がる、世界】

「なんか胸騒ぎしかしない。」
達「胸騒ぎ?」
「うん・・・・。寒気・・・っていうの?」
達「俺が暖めてあげるw」
「叩かれたいのかなww」
達「あはは・・・あははは。愛が痛いなぁ」
「うるせいやい」


美空がびしっと達也を叩くと、横からクスクスと笑い声が聞こえた。



「ひ、平野さん?」
5「あははは。いや・・ごめん。あははは。いつみてもおもしろいよ二人の夫婦漫才。」
「(夫婦漫才って言うのはともかく)ど、どこらへんがですか?」

相変わらず、どこか宇宙人発想の平野に美空は苦笑しつつ聞いてみた。
平野は無邪気な笑み(というよりふわふわしたかんじ)で美空に答えた

5「なんか、和むって言うのかな〜うん。
前より息がぴったりって感じ」
「楽しげなコメントありがとうございます。」
5「へへへ。」
1「あれ、平野さん今日はヘルメット投げないんですか?」
5「うるせいやい。」
「あ、ぱくった」
5「こういうのは貰ったもん勝ち!」

えへへ、と憎めない顔で笑う平野に
美空はどこかこどもっぽいなと思ってしまった。



「なんか、平野さんってつかめないひとですよね」
5「それってなに、絡みにくいってこと?」
「ちがいますよ。なんか、こう・・・平野さんになら何言われても憎めないなあって」
達「わかるわかる」
5「そうかなぁ、俺けっこう短気だから、すぐきれるんだけど」
1「そうそう。平野さんってテンション高いとヘルメット投げますもんね」
5「もう、ヘルメットネタはやめい鳥谷。」


まったく、先輩いじりが上手な鳥谷をみていて美空はそれがおかしくて笑ってしまった
つられてベンチ内は笑顔になった。



72「美空、達也、ちょっと来い」
「あ、はい」


真弓監督に呼ばれて二人は奥へと入っていった

72「最近お前らの活躍は素晴らしいもんだなぁ」
「あ、ありがとうございます。」
72「でだ、その活躍をたたえたいところだな」
達「お世辞はいいですから・・・。俺たちになにかいいたいことがあるんじゃないんですか?」

達也が冷静に真弓に伝えると
真弓は少し険しい顔をして答えた

72「さすがだな・・・。さて、本題に入るが・・・。」







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