platinum Beautifulsky

□act14
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どきどきと
わくわくと
すべてを持ち合わせた夢の球宴。

【act14:my dream all-star. 】



これから球宴が始まろうとしているグランド
美空たちはアップをしながら談笑していた

「周りを見渡したらやっぱ私って場違いな感じが・・。」
達「そんなこと無いで。むさ苦しい俺ら男達の中の癒しの美空やん♪」
「は?」
達「まぁ、いろんな選手から色目で見られてるな。ぜったい美空を守ったる。」
「だから、何が?」

美空は頭に【?】を浮かべ達也を見るが達也は美空をガードすることでいっぱいだった。
美空たちと同じセリーグの選手も、今日だけは味方。
マウンドの上とは違う普段の美空の女らしさを感じさせる仕草に少なからず女として意識する選手もいた。
だが美空に話しかけようとでもしたら達也の鋭い眼光に睨まれ精神的苦痛を与えられるのであまり近づかない、いや近づけない。(阪神の選手以外)

しかし、一人の男はどうどうと美空に話しかける

独「よう、白金。」
「あ、独露さん。こんにちは。」
達「・・・(早くどっか行け)」
独「吉長、俺の顔に何か付いとるん?」
達「いえ、なにもないですよ?(黒笑)」
独「そうか」

はははと笑う独露と達也だが達也の目だけは笑っていない。

「あ、達也と独露さん、ホームラン競争の選手はあそこに行かなくちゃならないみたいですよ」
独「そうけ、行ってくるか。」
達「い、嫌や!!美空と離れたくない〜!!」
「いってらー達也。」
達「何で嬉しそうなん!!?」
独「さ、吉長!勝負じゃ。」

独露は吉長の腕をつかみ引きずって行った
美空がひらひらと手を振る。



達「(しかし、今離れたら確実に美空は、美空はぁぁぁ)」

ホームラン競争が始まると言うのに達也の頭の中は美空のことでいっぱいだった
そこで焦っていた達也を美空がどうにかしようと思って叫んだ。

「達也ぁ!!!ホームラン競争一番なったら・・・達也のおごりで二人で達也の家のお好み焼き食いにいこ!」
達「み、美空ぁぁvvV。わかった、俺がんばるからな!絶対やで!約束やで〜vVV」

明らかにデートと勘違いした達也。
だが、達也がおごることになるし
なんせ二人って言っても達也の家の店だ、家族同然に暮らしてきたので美空の両親も達也の両親と飲み会を今頃そこでやってるだろう
つまり、ご近所の集まりなのだ。
そこに気づかない達也はものすごくやる気が上がっていた


6「えぇんか、あんなこといって」
「いいんです。それに今日どっちみち私の両親と達也の両親に試合終わったら店に来いって言われてますから。」
6「あいつの扱い方がうまいのぉ」
「私は上手くないです。あいつがあほなだけです。」
6「たしかにな」





『達也はあるいみアホ』である








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