platinum Beautifulsky

□act11
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【act11:紅いライバル】



今年のルーキーは凄い
美空と達也の二人もそうだが
もう一人、広島カープに入団した選手がいた

大卒で、しかも阪神以外の全球団が一位指名したほど凄い選手。
広島が生んだスラッガー。

「独露助達(どくろすけたつ)・・・さんか」

美空は遠くからその姿を見ていた
達也と同じくらい背が高い
特徴と言えば
髪が紅く、顔の左側に傷後があった


達「気迫すごいな・・。」
「うん・・・。」

遠くからでもわかるぐらいの強いオーラ
バッティング練習でも気を抜いてはいない


達「今日、一番気をつけなあかんのはあの人や」
「そうやね」


二人はブルペンへと向かった。


一方、独露の方はというと

独「(女の癖に、マウンドに上がりやがって、
わしがこらしめてやるけぇの。
女はおとなしゅうしとけばえぇんじゃ)」


打倒美空に燃えていた。

独露は女なのにプロ野球に入れた美空をライバル視していた。
美空は甲子園で独露の出身校をやっつけたところから美空に対する闘争心が芽生えたという

女がマウンドに立ち
女に負け
女に勝利を獲られる

そして更には独露自身がなしえなかった
高卒でのプロ入り
ますます、美空に闘争心を燃やした
だがそれだけでは恨む理由にはならない
独露はよっぽど美空という人物を誤解しているみたいだ

あくどい女で、汚いやつ

そう思っているようだ。









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