platinum Beautifulsky

□act4
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【act4:気づかずあふれるオーラ】


キャンプが始まって、早数週間
トレーニングメニューも難なくこなしてきた
だいぶ一軍の人たちにも馴染み仲良くなっていた

今日も厳しい練習が終わり、夜。

「ついてくんな」
達「なんで〜♪どうしてなの〜愛しいあなたは冷たいわ〜♪」
「変な歌を歌うな!クソ達也」
達「いいやん。晩飯一緒に食おうや〜」
「引っ付くなこの野郎!!セクハラ!ヘンタイィ!」

ドガッバキッ

美空はひじてつをし見事なスカイアッパーを決めた


達「あ、愛が痛い・・」
「天誅じゃボケ」

と言って美空は自室へと歩いていく


「はぁ・・今日はあかんかったな・・。」


と撮っておいた自分のフォームを見てがっくりと肩をおとす
周りから見れば調子が良いと思うのだが
美空自身は納得していなかった




「(体力はついていけてる・・。練習メニューもこなせてる・・
でも何か自分には欠けている
そう・・あのオーラが・)」


女であるために下柳や金本などのすさまじいオーラは持ち合わせていない
相手をひるませるようなそんな力がほしい・・
自分に欠けているのはその部分だ

今日バッティングピッチャーをしたが
どの選手も打席に入ったときは美空をみくびっていた
威圧感を出しているつもりがまったく効果は無いらしい


「(飯でも食いにいくか)」

食べながら考えよう
そしたら何かいい案が浮かぶかもしれないし


ついでにお風呂に入りに行こうと考えをポジティブにした


そのときドアのほうからコンコンという音が聞こえた


誰だろうと思い軽く答えドアを開けるとそこには先輩たちと達也がいた


6「美空、近くにいい店あるんじゃ、わしが奢ったるけぇ一緒に食いに行こうか」
「か、金本さん!!!はい!!いきます、行きます。ちょっと待っといてください!すんません!!!!」

とあわただしく美空は携帯とかばんをとってきた

25「あわただしいのう」
達「てんぱるところも可愛いわぁ」
「達也・・・あほ・・(黙れ殺すぞ)」
達「ははは、照れちゃって(すんませんでした)」

と周りから見れば和やかな雰囲気ではあるが二人の間のアイコンタクトではすさまじい言葉が使われていた




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