platinum Beautifulsky

□act3
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女だからこそ
根性があるんよ?


【act3:Misora's lefthander】



今日から、キャンプだ
美空と達也は早起きしてランニングに出かけ帰ってきた調度にグランドへバスで向かおうと荷物を持つと


「すごい・・。」


ホテルの玄関にはすでにファンがいっぱいいた
仕切りがあるがそれでも一目選手を見ようと押し寄せてる感じがして
この前まではここに並んでいたなぁと美空は懐かしく思った

まぁルーキーだし・・・ここにいるファンの人はきっと先輩を待ってるんだろうなぁ
と解釈してバスへ向かう

が、


『白金〜、一軍キャンプがんばれよー』
『おいっルーキー。わしら期待しとるからな〜』
『美空ちゃんかわいいやん』
『達也君よ!キャー、かっこいい』


と写真とか握手を求める声がおおくてびっくりした


バスに乗り込み、奥の席に座ると美空は深呼吸をして、外を見た
隣に達也が座った

「凄いな・・。まさか、うちらの名前が出るとは」
達「阪神すごいなぁ」
「この前までは自分がでまちしてたのに」
達「夢見たいやな」
「ほんまに・・・でも、」
達「ん?」

ファンに手を振ると振り替えしてくれた
それを見て美空が言葉を続ける

「ファンがおるって、幸せやな。うちら」
達「そうやな」

達也も手を振ってバスはグランドへ向けて走り出した




平野(以下5)「ふぁー」
「あ・・平野さん!おはようございます」
5「おはよー。朝からしゃきしゃきしてるね〜」

美空たちの前に座っていた平野は眠そうにあくびをまたひとつ


「平野さん眠そうですね」
5「そうなんだよ、楽しみで寝られなくて」
「そうなんですか!」
1「背丈も心も子供なんですね」
5「なにおう!!鳥谷がでかいんだろ!!」
1「俺は平均の高さですよ平野さん。」
5「うっ!」
達「まぁまぁ・・。野球は身長やないですから」
「でかいやつが言うな!!
160cm代の苦労があるんや!!」
5「そうだ、囲まれたら怖いぞ!」
「平野さん、その気持ちわかります。
プレーしていても、円陣組んでもその中に入るの怖いんですよ」
5「そうそう、それでさ〜」

160cm代の二人が仲良く談笑していた


1「『小さい輪』だなぁ」
達「白金は女だから高いほうですのにね〜」





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