platinum Beautifulsky

□act2
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私の憧れ。
それはあの日からずっと、

【act2:変わらずずっと私の憧れ】




季節は春に近いが寒い・・
でも暖かいここ沖縄

あさってから沖縄のキャンプが始まる

美空と達也は先に現地入りをして体を作っていた

「やっと・・やっと、キャンプだ!!!」
達「キャンプ♪キャンプ♪!!」

とルーキーバッテリーは大喜び
それもそのはず・・

二人とも阪神ファンで小さなころから甲子園に通ってたり、キャンプに観客としてきたりしていた
だが今は違う、自分たちがキャンプの一員だ

それでテンションが上がりまくりな二人はいてもたってもいられずトレーニングをしている

「強い選手に会いたいし、金本さんを遠くからでもいいから、見たいな、金本さんのバッティングピッチャーになりたいなー」
達「後半ほとんど金本さんやん」
「私の憧れやの!!そういう達也やって『バッターが矢野さんで美空と俺で勝負したいー』って言ってたやん」
達「頭脳戦は楽しいからな〜」
「言っとくけど、あんたじゃ経験も違うねんから」
達「ふふふ〜。いくら矢野さんが経験を積んでいても、俺のハイパーかわいい可憐なアイドル美空の『神速』には勝てないで」
「黙れ、誰が『俺の』やねん」
達「うふっふふ、照れんなって!」


と、美空がぼろくそに言っているのにまったく動じない達也に美空はため息をついた


「明日はミーティングあるし、今日はこの辺にしとくか」
達「そうやな」


このへん・・と言ったがすでにトレーニングの時間は9時間と周りから見ればかなりハードなトレーニングだったと思うがこれが二人にとっては朝飯前だった



達「ほいっ、水。」
「サンキュー」
達「今日の投球フォーム結構良かったで。最終調整が細かく出来たし、無駄な動きがないしな」
「・・そう?私的にはまだまだやったし・・。達也は、バッティングフォームもうちょっと足を踏み込まんとホームランは打たれへんと思うわ
あんな甘い踏み込みやったら力負けして、せいぜい飛んでも外野フライやな」
達「オッケー。もうちょっと踏み込んだらええねんな
ふー、どっかで飯食いに行こうや。奢ったるし」
「いや・・遠慮しとく。ノートにいろいろ書かなあかんし」
達「えぇー!!いやや、いやや、一緒に食べに行くのー」
「ガキか!引っ付くな!離れろ!ばか、アホ!どつくぞ!」

達「ヒドイっ!でもかわいいわ〜」


と言う前に一発殴り美空はすたすたと部屋に戻っていった




「(とりあえず、手首の強化が必要やな・・少しだけ)」


今日のまとめを書いて録画しておいた去年の野球を見て寝た。









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