platinum Beautifulsky

□act1
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びっくりドッキリ
そんな毎日。



【act1:一軍キャンプの招待状】



今日から『虎風荘』に入寮する。
美空はまとめてあった荷物をもった


母「いいの?監督さんには近くのアパートを球団が借りてくださるようにいってくれるって言ってたやん」


「いいねん。私だけ特別扱いはいややし。
 それに個室やから大丈夫。」


母「でも・・・・」

父「明美・・、美空はもうプロなんや、とやかく言うな。自分で決めたんやし」

母「でも美空は女の子やし・」

父「なんかあったら、達也がおるやろ。大丈夫や」

母「そうやね・・達也君がいるもんね」

「何!その安心感!!!!達也がいるほうが心配やんか!」

とにぎやかな雰囲気のまま駅へ向かう
駅にはすでに達也が着いていた


達「おっ?スーツ姿も可愛いなぁ」

「・・・黙ればーか!」

達「照れちゃって〜、」

「本気でしばいたろうか」

母「達也君、美空をよろしくね。美空、後でもっていけなかった荷物送るから」

「うん。ありがとう」

父「達也・・・。美空に変な虫がつかないように頼むぞ」

達「はい、もちろんです。」

「父さん!!!」

母「こう見えてもねとうさん美空が可愛い娘やから心配なんよ」

「・・母さん」

父「しっかりな二人とも」
「うん。じゃぁ・・父さん、母さん、行ってきます」

笑顔のまま新幹線に乗り込んだ。
手を振る美空の両親に二人は手を振った。
新幹線が動き出す。そして駅が見えなくなったころ二人は席に座った


「いよいよ・・・本格的にはじまる・・」
達「そうやな・・ついに夢が叶ったんや!」

達也が目をきらきらと光らせていた
そんな達也を見て美空は窓の外を見て言った

「夢が叶ったけど・・」
達「ん?」
「これからがはじまりや」
達「美空・・!そうやな。」


ハハッと二人は笑った


達「あ・・そうや」
「ん・・?」
達「一郎がな、これ美空にって」
「バッティンググローブ・・?」
達「自主練習でさもうぼろぼろやったやろ?」
「一郎・・。」
達「さすが、一郎やな、すぐに気づいてたわ」
「嬉しい。ほんとに」


美空の目に涙が浮かぶ
達也は美空の頭を撫でた




「がんばろうね」
達「そうやな」


二人は再び決意を固めた




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