platinum Beautifulsky

□prologue
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私たちの新しいスタート
それはまだ体験したことのない
未知の場所

【prologue】


ドラフトが終わりとうとう契約交渉のため学校に阪神の監督・真弓がやってきた
天星高校でこれまで野球選手が出たことがないので一気に二人も指名があるなんて夢のようだった



「あーーー・・きんちょうする」

先に一位指名の達也が交渉に入っている中、美空は部屋の外で待機していた。

マウンドに立つよりも緊張する。


ユニフォームならまだ緊張しないと思うのに・・
一様、契約と言う大事な場なので制服だ

「スカート・・いややな」

ってそんなことじゃなくて!

リボンずれてないかな
ちゃんと・・きれいに・・


達「終わったで〜。次、美空やろ?」
「おおおお!!はい!!!」
達「緊張しすぎ」

と言って達也は廊下で待っとくと言って美空の背中を押す

美空は緊張しながら失礼しますと言って入った

「こ・・こ・・こんにちは!!」

と入ってすぐの視線の先にはスーツを着た阪神の監督真弓さんだった

真弓(以後72)「きんちょうしないでな・・。とりあえず。座り」
「はっはい!!」

と向かいにあるいすに座る
横には校長がいてその様子を見守る


72「さっそくやけど・・。契約してくれるか?年棒は500万。一年契約や。」
「500万!!?えっ、そんなにもらってもいいんですか・・一年目なのに」
72「君の実力をかってこの年棒なんやけどなぁ・・不満?」
「いえっ私女ですし・・指名されないと思っていたんです。
だから・・・選ばれてうれしくて。それで」
72「そうか・・」
「だから契約します!!ぜひお願いします。」
72「そうか!ありがとう。」
「あの・・契約にもうひとつ『男と同様のトレーニングもする』というのも書き加えて下さい」
72「え?」
「プロになるなら、男に負けないピッチャーになりたいんです。だから・・そういうところから男女差別がないように練習したいんです!!」
72「なかなかやるなぁ〜。よし!ええよ。よく言ってくれた!」

そういって差し出された紙に美空はサインをし契約成立
晴れて美空はプロ野球ではじめての女子選手になったのだ


72「君の速球期待しているよ」
「はいっ。期待に沿えるようがんばります!!」
72「それにしても、君も契約内容にこういってくれるとわなぁ」
「へっ?」
72「いや・・吉長がな君を俺専用のピッチャーにしてくれって、」
「・・そうなんですか//はずかしい・・」
72「彼があまりに熱心やったからな、君が投げるときは全部吉長が受けるぞ。そのほうが息もあうしルーキーバッテリーとして売り出せるしな」
「そうですか・・」

72「そうや、背番号はどうする?出来れば希望にそいたいんやけど」
「私は・・『006』番がほしいです!でもその数字はだめなんですよね?」
72「まあな・・・番号の前に0をつけていいのは00だけやからな・・
なんでまた006番に・・」
「はい。6番は尊敬する金本さんの背番号ですし、006はその6に一歩でも近づけるようにという意味なんです」
72「・・金本ねぇ。よし、プロ野球連合に話してみるわ!」
「あ、ありがとうございます!!」
72「入団会見が今度あるから、それまでに緊張癖なおしぃよー」
「はっはい!!///」



真弓は笑いながらそれじゃぁといって帰っていった





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