second+novel
□欲 ─kiss me please?
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何度見ても飽きない。
何度聞いても飽きない。
何度触れても飽きない。
そんなアナタ。
寧ろ、
目にする度
耳にする度
此の手で
肌で
感じる度
欲してしまう。
もっと、
もっと、
アナタが欲しい、と。
アナタを感じたい。
麻薬の様に、
甘美なあなたを。
身体全てで感じたい。
欲 ─Kiss me please?
「セバスチャン」
「何だ、デイビッド」
「……何でもない」
デイビッドは嬉しそうな笑みを浮かべる。
今日もハニーは綺麗で格好良い。
そんなハニーの全てが好みで、全てが愛しくてたまらない。
だから、声が聞きたくて、つい呼んでしまう。
「どうした、さっきから顔が変だぞ」
「……ハニー、仮にも恋人に向かって、顔が変だって言うか?」
いや、ズバッと言うからこそハニーとも言える。
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