SHORT

□I Love You!
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私には、ちょっぴり変態で、でもやっぱりかっこいい、そんな彼氏がいる。




『I Love You!』




雪「ねぇ侑士。」


侑士「なんや?」


雪「…重い。」



そう、今私は侑士に思いっきり後ろから抱きつかれています。

体重がのしかかってきて、軽く潰れそう。




侑士「雪、ええ匂いや…」


雪「せめて会話くらいしてよ。っていうか変態発言だよ今の。」


侑士「ええやーん。久々に2人っきりになれたんやで?」


雪「いや、ここ部室だからね?」


侑士「そんなん関係あらへん、雪と2人きりならどこでもええで…」


雪「え、ちょっ!」



いつの間にか私の正面に侑士がいた。

しかもなぜかソファーに押し倒されていた。



侑士「ほな、いただきます。」


雪「ちょっ!ちょっと変態侑士!はなせー!」


跡部「おい、忍足。部室で何してやがる。」



私が必死で抵抗してると、部室に跡部がやっていた。

おそらく侑士が遅いから呼びにきたんだろう。



雪「跡部ーっ!ヘルプミー!」


跡部「はぁ…、ったく、しょうがねーな。」



忍足「いたっ!何すんねん、跡部。」



跡部が侑士を近くにあった部誌で叩き、動きを止めた。



跡部「部活の時間になっても、コートにこねぇから、わざわざ呼びにきてやったんだよ。」


雪「ほら侑士、部活はちゃんとやって!」


侑士「…雪が言うならしゃーないわ。」


跡部「はぁ…行くぞ、忍足。」


侑士「雪、ドリンク楽しみに待ってるでー。」



侑士はひらひらと手を振り、部室から去っていった。



雪(ホント毎日毎日。…万年発情期なんだから。)




でも、なんだかんだ言って、好き。

優しいし、かっこいいし、何より私を大切に思ってくれてるから。


だからちょっぴり、私も侑士を甘やかしちゃうのよね。










 
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