Sweets!!
□ミルクにホワイト、ときどきビター?
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あれから5日後の部活中――
幸村「皆、遅れてすまない。」
優梨「精市先輩、こんにちわんこは今日のわんこー!」
幸村「うん、優梨は今日も可愛いね♪」
精市先輩は、私の頭をそっと撫でる。
私、わんこになった気分だよ。
蓮二「うむ、精市は最近遅れてくることが多いな。」
柳生「そうですね。何かあるんですか?」
幸村「最近、やたらと練習試合の申し込みが多くてね。その対応に追われてるってとこかな。」
ブン太「どこから申し込みきてるんだ?」
幸村「県内だと、城成湘南、糸車。県外だと緑山、柿ノ木、名士刈学園、六角、氷帝…」
皆「「「氷帝っ?!」」」
幸村「そう、氷帝。毎日3回くらい申し込みが来るくらいしつこい奴らでね。」
仁王「めずらしいのぅ、氷帝がうちに練習試合を申し込むとは。」
ジャッカル「しかも、しつこくとはな…」
幸村「あまりにもしつこいから引き受けておいたよ。2週間後の日曜日、氷帝に行って練習試合だ。」
赤也「俺、跡部さんとやりたいっす!!」
優梨「私もマネやりに行っていいんですよねー?」
真田「うむ、そうだな。お願いしよう。」
優梨「やったー!」
赤也「…優梨、何がやったーなんだ?」
優梨「え、だって景吾先輩とか、若くんとかに久々に会えるんだよー!」
赤也「…はぁっ?!」
え、私なんか悪いこと言ったかなぁ?
皆目が見開いてるよっっ!
あの蓮二先輩もっ!
幸村「優梨、今なんて言った?」
ニコッと微笑む精市先輩。
やっぱり美しいなー♪
優梨「景吾せんp「跡部を景吾先輩だって?」
優梨「あれ?話してなかったですかぁ?
私、立海に転入する前、氷帝にいたんですよっ!」
赤也「優梨…どうか嘘だと言ってくれっ!」
優梨「嘘じゃないよー。」
凄く残念そうな顔をする皆。
一体何が皆をそんな顔に…?