Sweets!!
□MAKE A CAKE!
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放課後、部室に入った途端に漂う甘い香り。
その香りで、昨日ブン太先輩が何かを作ってくると宣言した事を思い出した。
優梨「お疲れ様です!いい香り〜!」
切原「チッス!お、ホントだ!」
丸井「約束通り昨日のクッキーに負けないくらい美味いもん、作ってきたぜぃ!」
そういう先輩の手には2つのカップケーキ。
優梨「わあ!美味しそう!」
柳「優梨、赤也。おやつは練習の後だぞ。」
私と赤也が目を輝かせれば、蓮二先輩に諭される。
お母さんみたいだね、先輩。
切原「へーい。」
優梨「よぉし、今日も頑張るぞー!」
切原「あれ?そういや仁王先輩いねぇな?」
優梨「あ、ホントだ。」
幸村「仁王なら、少し遅れるってよ。」
背後から声をかけられて振り向いて見れば、そこには精市先輩が何時ものように肩のジャージを靡かせながら立っていた。
優梨「あ、精市先輩!」
幸村「優梨、悪いけど着替えたら仁王が来るまでアップを手伝ってくれるかい?」
優梨「了解です!」
柔軟のペアや球出しかな?
お安い御用だけど、雅治先輩は何があったんだろう?
気にはなるけど、呼ばれているし、早いとこ着替えちゃお!