Sweets!!
□放課後アイスクリーム
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幸村「へー、成る程ね。」
仁王「で、どうじゃ?」
幸村「うん、それはちゃんと念を押しておこうかな。」
仁王「ほんじゃ、任せとき。」
幸村「俺も行きたいんだけどなぁ?」
柳「やめておけ、精市。あまり事を大きくすると、優梨にバレてしまうぞ。」
仁王「バレちまったみたいな顔しとったからのぅ…隠しておきたかったんじゃろ。」
幸村「んー、そうか。蓮二と仁王がそう言うなら仕方ない。今回は任せるよ。苦労をかけるね。」
仁王「褒美はいらんぜよ〜」
戯けた様子で部室を去る仁王。
優梨の事を話しているようだが…
むぅ、何の話だろうか。
幸村が怒っているのは確かなようだ。
何時もの笑顔の裏に隠しきれずにいる黒いオーラ。
話を聞いてやるべきか、それとも触らぬ神の子に祟りなしという奴か。
柳「今は放っておいた方が賢明だぞ、弦一郎。」
真田「む、蓮二。一体何の話を…」
柳「すまないが、今は話せない。だが、今にわかるさ。」
蓮二がそう言うのであれば間違いない。
時が来るのを待とうではないか。
唯、悪い話でないといいがな。