Sweets!!

□白雪姫と青りんご
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優梨(ブン太先輩……。)



ブン太先輩は、どこまで知っているんだろう。

何をわかっているんだろう。




あれから数日、ずっとそんなことを考えていた。


その間にも、嫌がらせはエスカレートして、今日は下駄箱がゴミ箱状態になっていた。




糖分補給に、と口に放り込んだ青りんご味のあめちゃんも、あまり味を感じられなかった。




優梨(あ、そういえば最近、ブン太先輩、ガム噛んでるところみないな。)




なんでだろ。

先輩も、何か悩んでるのかな?





優梨「赤也!」


赤也「んー?どうした?」


優梨「ブン太先輩って、授業サボったりするー?」


赤也「あーうん。時々、屋上か部室でサボってんぜ?」


優梨「ふーん、そっかありがと!

それじゃ、私次の数学サボるからよろしくー!」


赤也「え、ちょ!優梨!」





無性に、ブン太先輩に会いたくて。

なんでかとか、よくわからないけど。



居ても立ってもいられなくて、私は教室を飛び出した。










 
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