*Short

□君の笑顔
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私には、年下の彼氏がいる。


まったく素直じゃなくて、


好きな言葉が「下剋上」だなんて…


ちょっと生意気。


でも………










「お疲れ様!!」


テニス部の練習が終わって、マネージャーである私はそう言いながら、用具を片付ける。


すると、横から


「なまえもお疲れさん。」


と侑士が、私が片付けようとしていた用具を持ってくれた。


「ありがとう!!」


「どういたしまして。」


侑士はにっこりと笑う。


私もそれにつられて笑顔になる。


すると、今度は岳人がやってきた。


「お疲れ〜!!」


「あ、お疲れ様!」


「なぁなぁ、今日一緒に帰らねぇ?」


「若と一緒だけど。」


そう言うと、侑士がクスっと笑った。


「相変わらず仲良いなぁ。」


「まぁね!」


岳人は


「じゃ、みんなで一緒に帰ろうぜ!」


と、亮たちに声をかけに言った。


行動が早いなぁ……


「でも、ええの?俺たちが一緒で…」


侑士が岳人がいなくなると、ボソッとつぶやいた。


「なんで?」


「いや、別に……」


そして、侑士は岳人の後を付いて行った。


変な侑士。







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