*Short

□恋色、虹色
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午前11時


外は雨。


今日は休日。


私は、彼氏である景吾が部活が休みのため、久しぶりに景吾の家に来た。


初めてこの家に来たときはあまりの大きさにびっくりしたけど……


もう景吾の城みたいな家にはだいぶ慣れた。







パラ………


今、この部屋には本や雑誌をめくる音ぐらいしか聞こえない。


「…………。」


「…………。」


景吾はソファで洋書を。


私はベッドに寝転がりながら雑誌を、それぞれ黙々と読んでる。


景吾の部屋に来ると、いつも大体こういうことをしている。





別に景吾としゃべりたくないだとかじゃない。


ただ………


2人でこうしてる時間が、とても心地よくて


幸せだった。








私は今読んでる雑誌に興味深いものが書いてあるのを見つけた。








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