*Short
□恋色、虹色
1ページ/6ページ
午前11時
外は雨。
今日は休日。
私は、彼氏である景吾が部活が休みのため、久しぶりに景吾の家に来た。
初めてこの家に来たときはあまりの大きさにびっくりしたけど……
もう景吾の城みたいな家にはだいぶ慣れた。
パラ………
今、この部屋には本や雑誌をめくる音ぐらいしか聞こえない。
「…………。」
「…………。」
景吾はソファで洋書を。
私はベッドに寝転がりながら雑誌を、それぞれ黙々と読んでる。
景吾の部屋に来ると、いつも大体こういうことをしている。
別に景吾としゃべりたくないだとかじゃない。
ただ………
2人でこうしてる時間が、とても心地よくて
幸せだった。
私は今読んでる雑誌に興味深いものが書いてあるのを見つけた。
.